その3



 いよいよ決戦の日の朝。日曜日の朝のパリは本当に人通りが少ない。昨日と全く同じ朝食を取り、朝9時過ぎにホテルを出て、まずは、昨日買ったアイスの残りを食べに行くことに(笑)

メトロ6号線 モンパルナス駅。
朝9時半過ぎの光景dだkが、人がまばら。

メトロの駅のいたるところで見かけた、凱旋門賞のポスター。
パリでも凱旋門賞が一大イベントであることがわかる。

パリの地下鉄車両。
基本的にはどこも同じような車両。

車内の様子。
本当に人が少ないし、あまり大人数が乗れる構造でもない・・。
 パリでは、日曜の朝いたるところでマルシェと呼ばれる朝市が開かれている。ちょっとのんびりした後で、さっそくこのマルシェに出発。昨日使ったLA MOTTE PICQUET駅の高架下にあるマルシェへ行く。ここでお昼ごはんと、パリに行くなら食べて来いと勧められたマカロンを購入。マカロンはおいしかったのですが・・・カバンに入れてたら粉々に粉砕されてしまい、半分を捨てるハメに。うーむ無念。お昼ごはんには、ポークリブと、そこから出た脂でいためたポテトを購入。これがめっちゃうまかった!

LA MOTTE PICQUETのマルシェ。
ところ狭しとお店が並んでいる。

 ついに決戦の地、ロンシャン競馬場へ。この日一緒に行ったのは、友達のさらにお友達合わせて5名。うち4名がパリ在住者という強力ラインアップ!
 メトロ10号線に乗ってPORTE D'AUTEUILで下車、そこから無料のバスに乗ってロンシャン競馬場へ向かう。そしてバスに乗ること10分ちょっとで到着!

ついに来ちゃったロンシャン競馬場。
うわー、写真で見たそのまんまだ。

とにかく緑が多い。
さすが、自然の中に造られた競馬場。
 ロンシャンに入ってまず思ったこと・・・それは、とにかく日本人が多い!!日本語のブースも設置されていた。さっそくディープの単勝馬券を購入して、さっそくコースへ出る。この時点でめっちゃくちゃテンションが上がってしまい、一緒に行った友達に「落ち着いてください!」とたしなめられる(笑) 

どことなーく東京競馬場に雰囲気が似ている。
そりゃそうだ、府中はロンシャンを見本に作られたんだから。

栄光の凱旋門賞ゴール。
世界一が決まるまであと2時間ちょっと。
 レースまであと2時間あまり。しばしロンシャンの雰囲気を味わう。パドックは日本のそれよりも全く大きくて緑も多い。そして何よりも思うのが、馬との距離が近いこと。こんな間近でサラブレッドを見るって、そうはないよなぁ。

こっちの先導馬。
鞍上には女性が乗ってました。

日本でも有名、オリビエ・ペリエ騎手。
頼む、今日だけは頑張らないでくれ(笑)

第5レースを撮ってみる。
コースの幅員が広くて、撮るのが大変・・・。

 時刻はどんどん過ぎ、メインスクリーンにカウントダウンが表示されるようになったころ。パドックに凱旋門賞の出走馬が登場。
 徐々に競馬場のボルテージも上がってくる。何せ、周りの観衆は日本人ばっかり。後日発表で当日の日本人は6000人だったというけれど、実際にはもっと多かったような印象。いたるところに日の丸が振られ、金子オーナーの勝負服を来た人が・・・。そそしてついに本馬場入場。1番のディープは、その先頭を切ってゆったり登場。出走馬紹介では、フランス語のほかに日本語でもナレーションが。これにはビックリ。
 今回は、1番ディープ、2番シロッコ、3番ハリケーンランの3強の構図で、他の5頭は若干落ちるんじゃないかというのが大方の予想であった。だが、斤量が3.5kgも軽い4番の3歳馬レイルリンク。この馬は怖いなぁと、出走馬紹介のときにポロっと口走ってしまったのです。

む・・・ディープの単勝1.4倍!?
Matinは朝時点のオッズ、Actuelは現在のオッズ。

最大のライバル・シロッコの親衛隊の皆々様。
こちらも大歓声をあげていた。

池江敏行調教助手(馬の右手)、市川明彦厩務員(左側)に引かれ、
堂々とターフを行進するディープ+ユタカ。
 
 こっちの競馬にはファンファーレのようなものはない。発走の17時35分が静かに近づき、まずはシロッコがゲートイン。続いて他馬も続々と入り、最後にディープがゲートイン。そしてその直後にスタート!
 おっと、ディープにしては珍しくスタートが良すぎないか!?(笑)8頭という少頭数のためにペースメーカーもおらず、ディープは2番手あたりを走る。ここでまず思ったのは「いつもとなーんか違う気が・・・」 それが何なのかはよくわからないけど、確かにいつもは後方待機なのに、今回は前を走ってるという違和感があったのかもしれない。
 そしてフォルスストレートあたりで、ディープが早めの仕掛け。これは俺も「早いだろ!」と思ってしまった。そのままペースもあがりつつ最後の直線へ・・・。
 来た!来た!ディープが来た!!!残り300mで先頭に立った!ここでカメラを構える。残り200で一度レイルリンクに抜かれたが、その後差し返してる!来た!!

残り100m。
差せ!差せ!差せぇぇぇぇぇっ!!!!
 しかし、再度レイルリンクに抜かれたディープはそれ以上は伸びず、さらに後続のプライドにも差しきられて3着にて入線・・・。2分31秒の戦いは幕を降ろした・・・。


 レースは終わった。ディープは負けた。負けたことがものすごいショックだった。でも、それ以上に自分の身に降りかかってきたのは、明日帰らなくてはいけないんだという現実。ここからしばらく言葉が出てこなかった・・・。

レース後に撮れたのはこれだけ。
勝者の3歳馬、レイルリンク号。
この光景が悔しくて悔しくてたまらなかった・・・。
 その後最終レースは見ずに帰途につく。途中のスタンドで、フジテレビアナウンサーの福原さんと若槻千夏を発見!福原さんはめっちゃ残念そうにしてた。あの人は本当に競馬が好きなんだなぁ。
 帰りのバスはメトロの9号線の終点、Pont de Sevresに到着。ここはパリでも高級住宅街のエリアなんだとか。ここから一度モンパルナスのホテルに戻る。ここで思わず友達に口走ってしまった・・・帰りたくないなぁ、と。
 ホテルでちょっと休憩ののち、オペラに移動して他の友人と合流し、3人で夕食+レース回顧。オペラ座近くの日本料理店に入り、五目チャーハンと一番搾りをオーダ。久しぶりの日本食を食べながら、最後の夜を過ごしたのでありました・・・。

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